私のおにいちゃん




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by〈月本キラ〉




*霧夜*
「この絵、なんか変じゃね?」




霧夜くんが、先に、気づいた。




*零斗*
「俺は、これでいいと思うけど。」




あ、おにいちゃんは、




気づいてないん、じゃなく、




気に入って、くれてたんだ。





*霧夜*
「そうか?」




*零斗*
「あぁ。
キラの絵に口出しすることはないしな。」




*霧夜*
「ふーん。
まぁ、俺も口出しする権利ないし、何も言わないけど。

で、俺の絵の具体的な…」




霧夜くんの、絵の話、興味、ない。




それよりも、おにいちゃん、




なにか、悩んでる。




キラが、逃げようって、言ったときから、




悩んでた。