私のおにいちゃん




適当にかわす。




*霧夜*
「だろ!!」




霧夜の声は聞いていなかった。




逃げるか逃げないか、真剣に考える。




冗談で片付けたが、




本当は逃げる方に賛成だった。




なにしろ、




こんな薄暗い家から飛び出せて、




隠れず外へ逃げられる。




真実が公になることを恐怖しながら、




俺なりに必死に考えていた。



*零斗*
「はぁ、逃げる、か。」




*霧夜*
「はっ?」




*零斗*
「いや、なんでもない。ちょっと疲れてるんだ、俺。」




*キラ*
「おにい、ちゃん、大、丈、夫?」




*零斗*
「あ、あぁ、大丈夫。
疲れなんてすぐとれるから。」