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何日かあと、おばさんに呼び出された。




そこには警察もいた。




*おばさん*
「キラは?」




*零斗*
「今、熱を出しているので友達に
看病をお願いしました。」




霧夜に世話を頼んだのは本当だったが、




熱を出したというのは嘘だった。




*零斗*
「それで、何かあったんですか?」




*おばさん*
「実はねぇ、零斗…」




*警察*
「こんなこと、君に言いたくないんだけどね、零斗くん。

君の、君たち兄妹の両親、亡くなってるみたいなんだ。
遺体が見つかったよ。白骨遺体が。」




別に驚きはしなかった。




当たり前だと思った。




でも、




警察に疑われないよう、精一杯演技した。




*零斗*
「そ、そんな・・・
母さん、父さん。
俺にはまだ10歳の妹がいるんです!!

妹に何て言えばいいんですか!?

生きて、帰ってくると思ってたのに!」