*霧夜*
「いやいや、それ俺の特権。」
零斗との距離を縮めるのは、
少しだけ無理があったけど、霧夜とは
簡単に馴染める。
*零斗*
「いつからお前の
特権になったんだよ……。」
零斗とはじめてあったのは、
公園だった。
妹らしき女の子と遊んでいたのを小学生の
ときに見て、それからちょくちょく
その公園に行くようになった。
段々、この人と同じ場所に
いきたいと思うようになって……
中学校は、私立を進められていたけど、
公立にいった。
*零斗*
「そういえば、佐藤さんどこかで
見た気がする。
どこかで会った?」