*キラ*
「おにいちゃん。」
*零斗*
「キラ!?」
扉の鍵は閉めたはずだ。
キラがなかにいるなんてありえない!
*キラ*
「霧夜、くん。言った、よ、ね?
おにいちゃん、に、意地悪したら、
キラが、許さない、ヨ?クスクス」
*零斗*
「キラ、鍵を閉めたのに、なんで?」
*キラ*
「えっ?
キラ、最初、から、ここに、いた、よ?
ふふふ♥」
キラが、元々、ここにいた?
見えなかった。
気づかなかった。
なんの音もなしにここまで?
*キラ*
「おにい、ちゃん、霧夜、くん、に、
いじめ、られたの?」
霧夜の方を向くと、
首を思いっきり横にふっていた。