こんなはずじゃ、なかったのに。
*霧夜*
「き、救急車!!」
血だ。
コンクリートは、
真っ赤な血に染まっている。
*キラ*
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。」
キラの小さな呼吸の音が聞こえた。
俺は、すぐさまキラのところに行った。
*零斗*
「キラ、キラ!」
*霧夜*
「もしもし、怪我人です!早く来てください!場所は、、えと、山の廃校です!
そんなことどうでもいいでしょ!!
早く来てください!」
後ろから霧夜の声が聞こえる。
*キラ*
「おにい、ちゃん。」
*零斗*
「大丈夫だから!絶対に大丈夫だから!
もう少しでお医者さん来るからな!」
キラに助けられたんだ。
次は俺が助ける。