*ユリ*
「なん、なのよ!
今までこんっなに苦労してきたのに、私があなたを愛してきたのに!」
*霧夜*
「ユリ__」
*ユリ*
「私が、こんなに愛してるのに!あなたはいっつも私を見なくて!
アハハハハ。もう、どうでもいい。
あんたが悪いのよ?零斗。
私を愛さないから、私を見ないから、私に気付かないから!!
あんたも、その妹も殺してあげる!
私が葬ってあげる!
ハハハハッ!フフフッ!
己の血に溺れるがいいわ!」
ユリが走ってきた。ナイフを握って。
俺は、迷惑をかけすぎた。
キラにも、ユリにも、霧夜にも。
本当に、最低だな。俺。
ユリに殺されるなら、別にいい。
いや、ここにいる三人に殺されるなら、
誰だっていい。
でも、キラだけは守ってやりたい。
俺はキラの頭を撫でてやり、
霧夜のいる方向に突き飛ばした。