「…許すも何ももう援助は必要なくなった。契約成立したからな。二度と俺の前に現れるな。」





有栖川さんが女の人にそう言うと女の人は怒ったように部屋を出て行った。





「巻き込んですまなかった。園原«ソノハラ»グループの令嬢なんだが、援助のために結婚しようと思ってた。でも今回の契約でそれが免れた。」