その人はなぜか私を睨む。 「あなたなんかが関わるからこんな事になったのよ。ただの本屋のくせにでしゃばってッ。」 「…本屋じゃない、図書館司書だ。ここまで空気が読めないとはな…。こちらから正式に婚約解消させてもらう。直ちにここから出て行ってくれ。」 「そんなのパパが許さないからッ。」