モノクロマンティック★甘~い black編★







私は微笑むと




「新しい家族になった姉は同じ年だったから双子みたいに育ったの。あなたには家族はいる?」






ちょっと俯いた女の子は




「…双子のお兄ちゃんがいる。でもいつも忙しいの。」





「じゃあ、時々ここに来てお話ししようか。」





私は立ち上がると




「初めまして、私は黒沢 羽流。 ここで司書してます。あなたは?」