___それから数日。 有栖川さんは部屋にこもり、ミシンの音を響かせていた。 クミちゃんと私はプールに入ったり読書をしたりとホテル生活を満喫していた。 すると 「クミ…。試着してみろ。」 有栖川さんが少し疲れた顔をして出てきた。 私は急いでコーヒーと蒸しタオルを渡す。