ぶつぶついいながら書いていく有栖川さん。 有栖川さんは何枚も何枚も何かを書いていった。 そして、どこかに電話をし始めた。 栗本さんだったり別の人だったり…。 少しして慌ただしく人が出入りした。 クミちゃんと私はクミちゃんの部屋でその音を聞いていた。 「有栖川さん、経営者じゃないの?」