モノクロマンティック★甘~い black編★







それからしばらくして元気のないクミちゃんがやってきた。





私はクミちゃんのすぐ隣にしゃがんだ。





「クミちゃん、どうかしたの?」





「もうすぐ春休みでしょ?その時にお兄ちゃんとヨーロッパに行かなきゃいけないみたい。お兄ちゃんが仕事している間、お兄ちゃんの1番の婚約者候補が面倒見てくれるっていうんだ。」