「大丈夫。ちょっと緊張しただけ。お兄ちゃん、あの通りちょっと怖いから。」 「でもお兄さん、クミちゃんのコト、スゴく心配してたから悪い人じゃないコトは確かだね。」 そう言うとクミちゃんは頷いた。 翌日からクミちゃんは毎日、図書館にやってきた。