そう言ってから





「交換条件のようなモノを出してはみましたが、私がクミちゃんにするコトは有栖川さんに頼まれたからではなく私がクミちゃんとお友達だからするんです。他意は存在しません。」





私はギュッとクミちゃんとつなぐ手に力を入れてクミちゃんに微笑んだ。




クミちゃんも微かに笑い返してくれた。