モノクロマンティック★甘~い black編★







「大声で泣かせてあげて悲しみを共有して話を聞くくらい出来ませんか?」






有栖川さんに問うように言うと






「…栗本、クミを連れてきてくれ。」






「…かしこまりました。」





栗本さんが部屋を出ていくと





「経験したから言えるってワケか。…悪いが、お前のコトをいろいろと調べさせてもらった。」





有栖川さんがぽつりと言った。