「ハルさぁん(涙)。」 後輩がこそこそと半泣きでやってきた。 「奥の小会議室にお通しして。」 そう言うと後輩はいそいそと向かう。 不安な顔のクミちゃんが 「お兄ちゃんかも。」 そう言ったので私はクミちゃんの前にしゃがんで微笑むと 「大丈夫。もしお兄さんならクミちゃん、呼びに来るからね。」