「おい工藤、あったぞ!」

「見せて下さい。」

宮本はアルバムを渡した。

「何か分かりましたか?」

「いえ。まだなんとも。」

「おい。次はどうするんだ。」

「少しは落ち着いて下さい。小学生でも黙っていられますよ。」

「うるせぇ」

工藤はアルバムを閉じ、ニヤリと笑った。

「何かわかったのか?」

「ええ。予想通りでした。」

「何が予想通りなんだ?」

「次の場所に行きましょう。」

そう言って工藤は教室を後にした。