「中学校ですか?」

「ええ。田澤健太と須藤淳也の母校です。」

「おい工藤。それはいいが、どうやって中に入るんだ?」

「聞き込みと言えば入れてくれるはずです。」

「あぁ、そっか!」

「宮本さんは本当に刑事ですか?」

「うるせぇ。」

「中に入りましょう。」

「おう」

3人は中へ向かった。

「すみません。警察の者ですが、少し調べさせてもらってもいいですか?」

山本が尋ねた。

「ええ。いいですけど...」

「ありがとうございます。卒業生の資料を見せてもらってもいいですか?」

言葉を遮るように工藤が言った。

「それなら資料室に保管してあります。」

3人は職員に案内され、資料室へ向かった。

「で?何を探すんだ?」

「とりあえず、宮本さんと山本さんは田澤と須藤の卒業アルバムを探してください。」

「わかった。」