な
ななななっっ、
なにごと!?!?!?
えっっ
だって。
そうか、私は告白されたんだ
好きな人に。
断る訳が、ない。
じわじわにやけて来る。
混乱して返信できずにいると
【ごめん、ゆっくりでいいから】
ときた。
ゆっくりなんて。
今すぐにでも。
【ううん、ありがとう。】
【びっくりした。けど、私も】
この続きをためらう。
返信は来ない。
【私も。好き】
言ってしまった。
恥ずかしくて頬が照る。
【まじで!?!?!?】
まじに決まってんじゃん。
【まじ、です】
【まじか】
だから、まじです。
【まじ】
既読はついてるけど返信は来ない
まさか、ノリで告られたとか。
まさかね。うん。
と思っていると
【よかった。今から、俺の彼女】
そんな訳ないか。
ノリな訳、ないね。
そうか...
付き合ってんだ、今。
俺の 彼女
その言葉が嬉しい。
【うん、よろしくね】
【よろしく。彼女さん。】
この人は、なんて照れる言葉を
いとも簡単に言ってしまうのだろう。
では、やり返してやってもいいかな??
私の 彼氏
だもんね??
【嬉しい。ありがとう。彼氏さん。寝ます。おやすみ。】
【彼氏さん。】
ちょっと私はずるいから、
既読はつけずに寝ちゃおう。
それで、明日気付いたふりして
話を続けよう。
悪巧みを考えながら布団へ潜った。
そして次の日。
私は、プレハブだから3組とは、下駄箱が違うので会う必要もなく。
誰にって、
彼氏、りょうやに。
いつも通り、下駄箱に行き、上履きを履き、
教室へ入り、席へすわ...
れない。
「デブ!おはよ!!」
瑛太...でした。
「なんであんたは朝っぱらから人の責任座ってるわけ。」
とか強めの言葉で言ったりするけど
口調はきっと穏やかかも。
自分でわかっちゃうくらい。
浮かれてるなー自分...
と、頭の片隅で思いながら。
「お前なにニヤけてんのキモ」
「は?うるさいなーお前より先に大人の階段登ったんだよアホ」
あ、言ってしまった。
言っていいのかな?堂々としていいのかな??
くだらない考えが浮かぶ。
「意味わかんねーよ笑お前は永遠子供だよ」
「お子ちゃまはわかんなくていいです〜」
と、言い合いを、していた時、
教室のドアが勢いよく開いた。
ガラッッッッ
そして、誰かが叫ぶ。
「陽!!!!」
...へ??
私??
声の主は、仲良しグループの1人、
みちる。
「み、みちる、そんな大声出してどうし...」
私が言い終わる前に、
「こっち来なさい!!!」
ものすごい剣幕で言うもんだから、ついつい
「はっはいぃぃ!!」
敬語を使ってしまいました、
私は、そそくさと瑛太のもとを離れて教室へ出て、みちるの後を追う。
みちるは、空き教室に入って、私に質問をしてきた。
「あなたの、彼氏はだあれ。」
...も、もうバレてる!!!なんで!?
「さっき、聞いちゃったの、私の部活終わり校舎通ってくる途中で松岡くん御一行がいて。松岡くん、なんて言ったと思う?」
「わ、わかんない...」
「とぼけんじゃないよあほぉ!!!松岡くんが、こう言ったの!!」
ちょ、落ち着いて落ち着いて。
なんていうと更に怒鳴られそうなので、心に秘めておく。
「俺、彼女できた。2組の。小山内陽。って!!!周りも、超ビックリ!!しかも、なにも隠すことなく言うもんだからもう!!」
「は、はぁ...」
「それでよ!?私だって、嘘だと思ったよ!そしたら、周りのやつが、陽ってまじ!?あの子捕まえたの?って。
そしたら、
あいつ、イキナリ照れ始めてんだよ!あんなきもい男見たことねぇよ!!!いや、でも陽が魅力的なんだろうけど陽のことなんだから応援するけど!!おい!!!いや、おいいい!!!」
...
1人で白熱するみちる。
どちらかというとサバサバタイプなので私はぶった切られることも少なくないけど。
「って、聞いてんの!?!?」
「う、うん、...」
曖昧な返事を返すと、みちるは平然を段々と取り戻してきたのか、
一つ大きなため息をはいて、こちらを見つめた。
「あのね、出来れば、私はすぐに教えてほしかった。」
...そうだ。
私、みちるが何でも話してくれてるのに、話さなかった。
何で、気づかなかったのかな...
みちるは、どんどん顔が曇っていく。
と思ったら、
フッと笑って、
「なんてね。陽ならきっと、自分が気づかないうちに好きになってて、しかも気づいた直後に告られて、パニクって寝たとか、そういうことなんだろうけど。」
さすがだなって思った。
私のことよくわかってくれてる。
けど、さっき私に言ったことは本音なのかも。
4人グループでいるけど、特に仲がいいのは、みちるだ。
私も、もう少しみちるに頼ってみようって思った。
「みちる...ごめんね。」
そう謝ると、
「なにいってんの。笑これからノロケ聞かせてね。」
そういって、微笑んでくれるみちる。
大好きだな...
「うんっっ、」
その時、
キーンコーンカーン
キーンコーンカーン
「やばくない、これ朝のチャイムじゃん」
「やばい、けど、まあ教室近いし、ワンチャンある」
「よしっ走る!!!」
「あっ待ってみちる〜」
私も、みちるのあとを追いかけて走る。
すごくスッキリしたなって思った。
彼氏、友達、これから毎日がたのしくなりそう。
すごく、嬉しかった。
よーーーーーし、これからも頑張るぞ!!!!!
少し遅れて教室へはいり、先生にちょこっと注意されたけど、
みちると目があってお互い笑ってしまった。

