夢我無中

彰によってできた状況は先輩と2人きり。二人でベンチに腰掛ける。
しかもあんな様子を見られた後だ。気まずい。

だから私は照れてる女の子をイメージしていう。
「あ、あの今日は部活休ませてもらってもいいですか…//いろいろ考えたいので…」
とりあえず今は早く帰りたいのだ。先輩もわかったようで
「おうっ!俺から言っとくから帰っていいよ。無理はしないで、すみれちゃん」

先輩が一応優しい人で助かった。こう見えてこの先輩は三年にモテるとかきいたことがあるような?
顔はよく見るといい方だった。性格は一応優しいしモテると言われればモテる要素は揃っている。
それよりも私は家に帰ってやらなければならないことを思い出した。
多分このあと…部活が終われば家には客が来るだろう。このあとの話をしてくれるのだろう。
家に帰って片付けて…おもてなしの準備をしなくては。

私は先輩に
「失礼します!」
と声かけてベンチから駆け出していった。