彰が何をするのかいまだによくわからない。
「だから具体的に何をするかおしえ…」
言葉が言い終わらないうちに私はベンチに倒されていた。下はベンチ。上は彰。
あ…床ドンというやつか?押し倒されているのか…?!思考が混乱する。


「な、なにする…」
口を彰の手で覆わされた。な、何なのだ…。

「たぶんあと5秒で先輩くるから…ちょっと我慢してよ?」
「う、うん…ひゃっ//」
自分でも信じられないような声が出てしまった。彰は自然に笑っていた。
「可愛い声出すねぇ。でも今は我慢してってば!(笑)」
首筋を触られたようだ。身体が熱くなる。
「ドンッ」
この音が何を示すのか朦朧としていた意識の中で私は理解した。


いよいよ先輩のおでましね。