夢我無中

「すみれ!お昼一緒に食べよッ」
「私も混ぜて!!」
「もちろん!いいよね?すみれ!」

昼休み。私の元にはたくさんの「友達」が集まってくる。そんな「友達」の声を振りほどいた私はもちろんのこと「笑顔」で言って見せた。

「ごめんね!今日は生徒会の打ち合わせだから!また今度!誘ってくれてありがとう」



廊下を歩いて向かうのは生徒会室。歩きながら思うのはただ一つだけ。

「つまんない。」

声にも出せないそんなことをずっと思っていた。その時生徒会室に向かうにぎやかな廊下であいつの声を聞いたんだ。