初めての恋


家に帰ってテレビを観ていたら優輝から電話がかかってきた。

「もしもし?」

「もしもし。愛菜、綾音ちゃん説得してくれてありがとな♪」

「私が水族館行きたいだけだから♪」

「綾音ちゃん智也の前で泣き出してたらしいからな…。ホント良かったよ♪」

そうだったんだ…。私の前でも泣きそうだったもんな。

「そっかぁ~。」

「うん。だから良かったよ。」

「優輝は遊園地嫌い?」

「嫌いじゃないけど好きでもない…かな。」

「そうなんだぁ~。私が行きたいって言ったら行ってくれる?」

「もちろん♪」

「そっかぁ~♪良かった。」

「なんで?」

「なんとなく♪」

綾音との約束は今度ダブルデートした時にでも言おうかな。今は一安心ってコトで。

「それより愛菜いつ空いてる?」

「いつでも暇よ♪」

「なら適当に日にち決めて大丈夫か?」

「大丈夫~♪」

それからいろいろ話して電話をきった。

いつかなぁ~。早く水族館行きたいなぁ。楽しみ~♪