初めての恋


次の日。

「智也?愛菜水族館行きたいんだって♪」

「綾音は遊園地がいいらしい…。俺も水族館がいいかな…。」

綾音ちゃんは遊園地なんだ…。でも俺も愛菜も高所恐怖症。

「そうなの?」

「お前高い所嫌いだから遊園地無理だよな?」

「そうだな。愛菜も嫌いらしい…。」

「そっかぁ~。愛菜ちゃんが綾音を説得してくれればいいけど…」

その時。

チャララ~

智也の携帯が鳴った。それは綾音ちゃんからの電話だった。

「もしもし?おう、分かった。また後でな♪」

「何だった?」

「綾音が水族館でいいって♪愛菜ちゃんが説得してくれたっぽい♪」

「そっかぁ~。良かった♪」

愛菜も高い所嫌いだから楽しめないからな。

「どこ行く?やっぱイルカのショーがあるとこがよくね?」

「それがいいな。じゃあ、あそこだな♪」

「おう。いつがいいかな?」

もうすぐ夏休みだもんな。俺的には今すぐにでも行きたい。でも無理だし…。

「夏休み入ってすぐは?」

「それいいな♪でも綾音たちの都合も聞いてからにしないとな。」

「そうだな。」

まじ早く行きたいなぁ~。愛菜はいつ暇かな?