友達は順々に降りて行った。

私はいつも一番最後。遠いから。

運転手さんには、

「あらいさんち毎日迎えに来てたあの赤いトレーナーの人!すごいよね〜尊敬する(笑)だって遠いもんあらいさんち!俺は無理だな〜朝早いし帰りは遅いし(笑)」

『そうですよね〜市内じゃないですもんね〜〜』


バスはそれからすぐに家に着いた。

『ありがとうございました!』



小さくなっていく送迎のバス。

いいなぁあのバスは今から
教習所戻るんだ......

もう、全部終わっちゃったんだ......




やだ......