秘め恋*story9~保育園で…~





「蒼太せんせっ、激しすぎですっ…」



「すみません…高間さんが可愛くて、つい…」




クッ…褒め殺しかっ!!


というか、若いってすごすぎ…キスだけで腰抜けそう。。



何て思いながら、乱れた呼吸を整えていると…





「あの、高間さん…いっくん、ぐっすり寝てますか?」




「いっくん、今夜はうちの実家にお泊まりしてるんですけど…何で…」




そう告げると、蒼太先生はちょっと顔を赤くして…(反応がいちいち可愛すぎる。)



そっと私の腰を引き寄せて、またも兵器のようなうるるな瞳で見つめてきた。




「もっとラブラブしたいです。」



「・・・」




密着して分かる…蒼太先生の我慢出来なくなってるっていう状況が。



でも、私ついていけるかな。
キスであれだよ?そんなそれ以上したら、腰砕けるかも。



というか、あれ?
私下着、上下バラバラだし!
色気無さすぎて、蒼太先生萎えちゃうよ!



っていうか、そういう事自体すっごく久しぶりだから、大丈夫か私!?





「いや、あの、高間さんが嫌なら、
その…無理強いはしませんっ。」





黙りこんであれこれ考えてるうちに、蒼太先生は私が嫌なんだと思ってしまったみたい。



もう。蒼太先生にばっかり言わせてる。
私年上なんだから。



私は決心して、そのまま見つめる蒼太先生の首に手を回した。




「私、久しぶりだから…
その、優しくして下さい。」




そう告げると、蒼太先生はいつものキュンとするような可愛い笑顔を見せると…





「優しくしますっ。…高間さんっ。」




「あっ、で、電気…消して下さい。
あと、…名前で呼んで欲しい…かな?」




すでにソファーに押し倒された私は、辛うじてお願いする。




「あ、ごめんなさいっ、俺…その、こういう事あんまり慣れてなくて…うわっ…ハズッ。。」





そう言ってホントに恥ずかしそうに顔を赤くしていた。



あー、可愛いすぎるよ~蒼太先生ってば。




そして、部屋の電気が消え、間接照明のほんのりとした明かりだけになると…





「亜紀さん、好きです。」




「私も…好きです。」




お互いに微笑み合った。
その息遣いが合わさると…どちらかともなく、
唇を寄せ合った。