僕がいる

数日たったある日のこと。

運命と言うのはあまりに突然で…また、残酷なものだと思い知らされる。
陽向の入院の直後だった。
また、不幸が訪れたのだ。
たった1人の家族。
お母さん。
そして心友の春香。
2人が一緒に乗っていたバスが事故にあった。
どうして…大切な人ばかりなの?
神様。どうしてですか?
大切な人をこれ以上失いたくありません…
何でもするって言った、じゃん…
もう神様なんていないんだ。そう思った。