っと…どうしようかな…
さっきぶつかったのと…、
さっきの…
“前のひとのを、真似すれば?”
紙で教えてくれたのはありがたいけど…
…どうして先輩がいるの………??
…
────え、いや…同級なのか…!!
それしかないよね…?
トントン
小幸 『はっ、はいぃ!!!あっ…』
声が裏返ったあああっ
恥ずかし…い…………
そ、そりゃ、びっくりしますよ!!!?
だっていろんなことが
頭をぐるぐる遮ってるんだから!!!
?? 「っはは なあ、なんかさお前って反応面白い」
小幸 『なっ、、、』
ひとを…お前扱い………っ!?
?? 「な…?」
まあ…助けてもらった身だから…
小幸 『あっ、あの!』
?? 「え、なに?」
小幸 『ぶつかってごめんなさい。
それと、さっきはありがとう。』
?? 「…っ」
?? 「…いや、ぶつかったのは俺も悪い。ごめんな?」
小幸 『あっ。いえいえ…こちらこそ…』
?? 「後なんで敬語?」
小幸 『あっごめんなさい、癖で…アハハ』
?? 「んじゃ、敬語じゃなくて、
友達と話すみたいに話してな。」
小幸 『…っ、うんっ…あのね、
私、あなたの事先輩かと思った。』
なーんだっ、いい人だ…っ。
────と、思ったが次の瞬間すべて吹っ飛んだ。
