あいつ気に入った。

私に話しかけてるわけないしね。
さっさと愛を連れて教室行こっ!




そう思い180度回転して歩き出そうとすると







ガシッ
っと、手首を掴まれた。





「え?」





きっとマヌケな声が出ただろう。




「お前、春野美玲だろ?」




そうやって、私のフルネーム読んできた中谷優雅。
なにいきなり。
どうしたらいいか分からずとりあえず落ち着いて答えた。





「そうだけど?何か用ですか?」






サラッと返したつもりなのにそいつはにやっと笑い、「別に」
とだけ言葉を残し友達の所へ戻っていった。