制服にちょうど着替え終わった頃に、私はお母さんから呼ばれた。
「みーれーーーいーーーー!ちょっと降りてきてー」
なんだろ?
朝からテンション高いし。
「はーい。」
私は軽く返事をしてタンタンタンとテンポよく階段を降りた。
「美玲!今日クラス替えよね。彼氏できたらちゃんと報告するのよ。」
「はいはい。分かりました」
私は適当に返事をするとリビングからすぐに出てきた。
彼氏…か…
私には必要ないな。
もう、あんな辛い思いはしたくないから…
恋なんて…
絶対…
そんな事を思いながら学校へ行く支度を続けた。