「おい、お前今舌打ち…」
「さてさてさーて私の名前を知らないのに知らないこと話してるのはどこの誰でしょう」
さっきのお返しで言ってみた。まあただいってみたかっただけなんだけどね笑
「俺、久我徹だ。お前に興味があるからな」
「……は?」
その言葉に誰もが驚いていた。周りの女子たちの視線が痛い。
「ちょっ…徹何言ってんの」
「私がいるじゃん!何言ってんの」
周りの女子たちが騒ぎ出す。そんなの私が一番驚いてるっつーの。
これで私が標的にされていじめられるのかな…
「おら、早く座れー」
そう言って先生が入ってきた。そしてその理由も聞けぬまま朝が終わった。

