「どちら様?」


私はその男の子に声をかけた


そして、相手の返事を聞かずにすたすたとお母さんのいるところへと戻っていった


しかし明日のの夜あの男の子に再び出会うこのなど知らずに


そして、その夜私はあの男の子のことで頭がいっぱいだった


それにしても誰だったんだろう


『ふぅちゃん?』


なぜか懐かしい呼び方そして、声……



「……って、なに考えてるんだろう私」