真琴が道端で倒れていた------。



「真琴っ!?」


急いで駆け寄った。

「ね…ねぇ!真琴っ!」


真琴はうつ伏せで倒れていた。


苦しそうな顔をしていた―。


私の頬に雨と涙が伝う。



「真琴…っ真琴ーー!」



私は泣きながら真琴を揺すった。


けれども起きる気配は……ない。



息を確認した。


まだ息はあるが、
虫の息だった…。


私は近くにあった公衆電話で、119番に通報した------。