僕は声とともにふってきた影に驚いて後ろを向いた。

「えっ⁇」

「あのっ途中まで傘にはいっていきませんか⁇
…その濡れると風邪引いたら大変だし。」

僕は傘を差し出してきた女の子を見た。
ここらへんじゃあまり見かけない制服を着た子だった。

「途中までって…君家遠くない⁇
ここら辺の高校じゃないでしょ⁇」

「そうですけど家は近くなんです。」

場所を聞くと女の子が僕の家の近くに住んでることがわかった。
僕は女の子の言葉に甘えて傘にいれてもらうことにした。