大学受験を控えた夏休み。
僕は毎日のように図書館へ行っていた。
家から近い図書館は僕にとってはもってこいの場所だったのだ。

そんなある日夕立にみまわれた。

「ついてないな…。」

僕は傘を持ってないので走って帰ろうとかばんを背負い直して走りかけた。


「まってっ。」