夜の同僚*短編*









「ねっねえ、私たちただの同僚でしょ?

これからも同僚として仕事をしていくんだよね?

昨日だって酔って、夜のテンションでつい、でしょ?」




その先を求めているかのように疼く身体



それを否定したくて、言葉を重ねる





でもそれは将斗を止めることはできず


むしろ堰を壊すきっかけになってしまったようだ。









「…ただの同僚?俺はそんなこと一度も思ったことないけど。


それに昨日酔って夜のテンションでついなんて、思ってんのお前だけだ」



「そん…ゃっ」



耳の裏をざらりと舌が這った。



首を竦めた私の耳元で将斗が甘く、囁く。