姫「それに………みんな、嫌な過去持ってるんでしょ?」
アヴニールのみんなは、驚いた顔をした。
私達は、
(えっ!?バレてないとでも思ってたの?)
と思っていた。
結〝よく……………分かったな…………〟
白【ほんとに…………】
考《隠してたんだけどなぁ……………》
和{…………………}
リヤンのみんなは、嫌な過去を経験してる。
だから、私達と同じ目をしている人は、すぐに分かる。
結〝たしかに、持ってた。
でも、エスポワールのゴールドに助けられたんだ。〟
私に……………?
結〝俺は、両親が事故で死んじまって
親戚の家に預けられたんだ。
でも、いきなりだったから
ちゃんと俺を見てはくれなかった。
俺なんて、いてもいなくても同じだろ?
って思えてきたんだ。
そんな時、街をふらついてたら
騒ぎ声が聞こえて、行ってみたらエスポワールが踊ってたんだ。
まぶしかった。一瞬で、憧れた。
俺も、そんなダンスしてみたいって思った。
生きる希望をくれたんだ。
でも、少したってエスポワールは
いなくなっちまった。
憧れてたのに、いなくなっちまって、
ショックだった時、リヤンのプリンセスと戦うことになって、負けた。
その時に言われたんだ。
姫「ダンスに八つ当たりすんじゃねぇ。」
ってな。そして、俺は、アヴニールという
グループを作って、
今に至るってわけだ。〟