「クスクス。ありがとう!!!あたし頑張るよ!!!んじゃっ行ってくる。」

少し照れたさっちゃんを見送りながら私も笑った。
可愛いな〜さっちゃん（笑）
ああゆう不意打ちなところが男子に人気あるんだろうな〜！

「私も女子力磨かないと!!!」
何故か誰もいない教室でガッツポーズしながら職員室に向かう。

たしか〜職員室は…
今私がいるのは東棟だから西棟まで行かないと行けないんだった〜（泣）

まてよ、ここ何処？！

「やばい、完全迷子だ…」
先輩に告白する時は屋上で、何故か暗記してたんだけどな〜（汗）

はぁ、とにかくブラブラするか〜

私は回れば何とか職員室の場所が分かるかなと思いプリントを両手いっぱいに持ちながら校舎内をウロウロする事に。

ー10分後ー


やばい、ずっとこの調子でウロウロしてるよ。靴箱？があるから辿り着いたかな？！

私が靴箱の横を通りすぎようとした時ー



「あの…!!!わ…し…せ…ぱいの事が!!!」


ん？どこからか女子の声が途切れ途切れ聞こえてくる。って！！これってまさか告白！！？！

ぉおお！青春だ〜
私もあんな堂々と言いたいなぁ〜!!!(←もう言ってる）

さてさて相手は誰かな？ﾆﾔﾆﾔ

私はソロ〜っと靴箱の隙間を覗く。





！！！


う、そ…


先輩？？


まさかの先輩？！

そう、私が以前告白した海堂拓海先輩。