校舎一面は桜前回の花びらが舞っている。窓を覗けば一番後ろの窓側は特等席だ…

桜は見れるし運動場からみれる皆の授業の様子、そして…………






大好きな先輩の姿!!!!そう、今は体育で運動場でサッカーをしている先輩の姿がぁぁあ!!!!

あ〜大好きだなぁ…

好きになったきっかけ?そんなの簡単…

あの透き通った鼻筋、小さな顔、少し焼けた肌、あの誰もが吸い取られそうな瞳。

でも容赦だけじゃないよ?

〜入学式前〜

バカな私は入学式前だというのに提出用紙を落としてしまったのだ。
あれがないと式にも出れないあげく、高校にも入れないのだ(泣)

もう間に合わないと焦っていると「どうしたー」と誰かに話しかけられた。

声をかけられたほうをみると男子生徒だったんだ。

それが先輩だった。


あまりの綺麗さに戸惑っていて慌てて落し物の事を話すと「提出用紙?お前…」
と嫌々な顔をされながらでも一緒に探してくれた。


一目惚れ、とでもいっていいのかな…

こんな校舎前で一人焦って落し物を探していても誰も声をかける人はいないのに、先輩は一緒に探してくれた。


そして見事に提出用紙は先輩が見つけてくれ入学式にも間に合ったのだ。

優しい人だなとそこで思ったんだ。



そして私はみごと進学でき新学期に先輩の事をしろうと親友に探りいれてもらう事に。

その先輩は海堂 拓海2年A組、剣道部に所属して大会にも活躍しているらしい。その上頭もよく女子にもモテテいるらしい…


私のバカ脳が発達したのか、すぐに告白して想いを伝えて意識してもらうことが考えついたのだ。
友達にはびっくりされたが私は先輩のクラスに行き呼び止めた。

「あの!!海堂 拓海先輩いますか!?」
教室のドアを開けると一斉にみられた。
うっ、キツイな…

「ん〜?一年生かな?拓海ならいつも屋上にいるよ♪」
最初に喋りかけてくれたのが男の先輩、ツンツン立った髪に焼けた肌でジャラジャラしたアクセをつけてるチャラそうなのが印象だ。

「あ、ありがとうございました!し、つれいしました!!」

よ、よしっ!!ほんと緊張した"
私はすぐさま頭の中で学校内の地図を思い浮かべながら屋上へ向かった。

屋上へ出航だ!!!(ん?船ではないような…ま、いっか♪)