私的日常記録



なんかとんでもなく和やかな雰囲気になっている。


ナンパって全部ハイテンションウザいブサメン系だと思っていたから、考えを改めなきゃね。


まぁ、自分に自信がなかったらナンパなんて出来ないか。メンタルが鋼鉄でもない限り。




「お兄さん達暇なんですか?いつまでもここで喋ってて……」


「あぁ、いいのいいの!」


「俺等年パス持ってるから、暇なときはここでこうしてナンパしてるんだよ」


「成る程清々しいですね。」


「だろ?」




二人の顔面なら女の子がゲット出来るってのも納得だ。


嫌な感じもしないし。




「お兄さん、私今暇なんですよ。ここでこのままお喋りしませんか?」


「おっ!?ナンパ成功?」


「です。ってか逆ナン?」


「ヤリー!」




場所移動するわけじゃないし、暇だしいいよね。


松田君が脱出できるまてこうしてお相手してもらおう。


両者の利害の一致という事で。




「お兄さんお名前は?」


「俺は東山 桃里(ひがしやま とうり)。よろしく花子!」


「俺は北山 光輝(ひがしやま こうき)。よろしくね、花子ちゃん」




なんと覚えやすい!


方角ナンパ組として覚えよう。




「えっ、名前覚えてほしいな?光輝でいいよ」


「はぁ、じゃあ東山さんがピーチさんで北山さんが光輝さんで。私はレミでいいです。」




山田 花子と全然違うとか言ってるけど知らない。


普通初対面のナンパに教えないでしょ。護身だから許してほしい。