「松田お前さっきから何ブツブツ言ってんの?怖ぇんだけど……」


「カズお前聞くだけ無駄だって!松田なんて笠原のことしか考えてないに決まってるだろ?」




……うるせぇ浅倉。


お前入学早々彼女ゲットしたからって調子のってんじゃねぇぞ?



ま、レミちゃん以外興味なんて微塵も感じないけどね!





「はっ!レミちゃんが俺を呼んでいる気がする!」


「あ、俺も愛するカナやんのとこに行こうかな~?」





カナやんって塩原だよな?レミちゃんのふっくら艶やか、キスしたくなるような唇で呼ばれてた気がする。


浅倉の彼女だったのか……





「レミちゃんと同室とか羨ましい……浅倉の彼女誘拐して入れ替わっていい?」


「人の彼女に何すんだてめぇww」





「嘘だよ」


「そうじゃなかったら困るわ!」





はぁ、誘拐は嘘だけどレミちゃんの近くにいられるとか本当羨ましい。


何で俺男なんだろう?





「女になればレミちゃんと同じ部屋になれるかな?」


「そんな動機じゃ学校側が対応に困る。止めろ。」


「おっ!ヨッシーも行く!?」





吉田も大概世話焼きだよな~


まぁ大川ちゃんの幼なじみやるならそうでなきゃ成り立たないか。





「じゃあもうみんなで女子部屋行こうぜー!」


「他の男にレミちゃんのパジャマ姿なんて見せるかー!」




待っててねレミちゃん!


俺は今行くよ!