でも私達二人が黙るだけで静かになるわけがない訳で、




「お前それ何日分の荷物だよ⁉引っ越しすんの?」

「遊びたけりゃ俺に声かけろ!人生ゲームから枕投げ用枕まで完璧だぜ?」

「マジか!枕投げ用とか何だよ⁉」



「きゃ~!カナやん私服かわいい~♪」

「ありがとうごさいます。今回のために買ってみました。」




サァヤが何度目になるか分からないと
溜め息をつく。


流石に可哀想かな?





「静かにー!出欠を……」


「黙れ蠅共が。」





ーーーシーーン





「はい、手伝ったから許してね? あとはサァヤよろしく。」


「あwwりwwがwwとww」


「どういたしまして。」





これで文句なかろう。




周りを気にしなくていい状況下で騒ぎまくるせいでサァヤの指示が全然通らない。


楽しみなのは分かるけど協力してくれないと困る。


少し前まで私も騒いでただろ、とは言わせない。


ま、私が一喝して収まる子達はいいんだけどさ?





「朝から私服を見られて昇天しそうだったけど、怒ったレミちゃんもキュートだよ!」


「静かにしてください。」


「あぁ、レミちゃんが俺のために声を出してると思うだけでもぅ……あっ////」


「先生、松田君が気分が優れないようです。置いていきましょう。」


「おーおー仲良くやれよ~♪」





このストーカーはどうしてくれよう?


先生もちゃっかり楽しみにしすぎじゃないか?


何だそのお菓子は?


確実に300円超えてる。


まぁおやつの値段制限なんてないけどさ、