私的日常記録



しばらく他愛ない話をしていたが、店内が閑散としてきたことに気がつく。


どうやらそろそろ文化祭が終わるようだ。




「さぁて、そろそろ私も帰るわ!」


「分かった。来てくれてありがとう。」


「きゃー!ありがとうだなんて、私が来たかっただけよ?」




まったく


自分の母を言うのはおかしいかもしれないが、可愛い母だ。



…………マザコンとか言うなよ?




目の前で帰り支度をしていた母がクルリと教室内を見渡し、私に向かって微笑みを向ける。


うん。




「玲美ちゃん、じゃあ冬休み最初の土曜日に3人で」


「分かった。」