私的日常記録



君は今女装男子、所謂男の娘なんだなこれが




「えっ?大胆なお誘いですが、据え膳ですか!?」


「トイレで着替えよう。」




パンダの気分など私は味わいたくないです。



私は執事のままでも構わないのだが、メイド姿の松田君はあまり見たくないので同時に着替えることにした。


当然更衣室には別れましたよ




馴れないメイド服に手間取っているのか、なかなか出てこない松田君を廊下の角に立って待つ。


こうして落ち着いてみると文化祭ってなんか、凄い。



[ 野球部顔面パイ投げ ]という看板を掲げながら「坊主ですぐ洗えるので遠慮せず日々のストレスをぶちまけてくださーい!」と叫ぶ野球部


[ 新しい扉、開きませんか?]という看板を掲げながら「腐った大豆はもう戻らない……同士の方!是非語り合いましょう!」と見た目に似合わぬ声を張り上げる……┏(┏^o^)┓部


[ 謎の円と星と文字が組合わさった図形 ]の看板を掲げ「我の僕となり迫り来る魔の手から暗黒世界を~」と右手を天上に向けながら黒く塗られた爪を震わせ叫ぶ……クロス†ド†キラー部




いやぁ、自由って、スバラシイネ。




「そこのあなた!男難の相がでておる!しかしこの水晶を身につければ全て解決する。今ならなんと!このブレスレット型水晶にピアス型水晶をお付けしてたったの1000円!更に……」


「遠慮します。」




うちの学校、風紀委員とかってあったかな?


この『通販風占い師部』取り締まれよ


それと目の前にいるお前は通販なのか占い師なのかはっきりしろよ





「はぁ!ごめんレミちゃん!お待たせしました」


「遅い!」


「ふぁっ!?レミちゃん?」