そして桃は続けた。 「ヲタをやめろとは言わないよ。 それだけハマれるってすごいことだし。 でも、少しは周りを見てみたら? 意外とすぐ、恋が見つかるかもよ」 そう言って桃は優しく微笑んだ。 これだけあたしを思ってくれる親友。 桃のためにも 少しは周りを見てみよう。 そう決めたハタチのあたし。