そんな会話をしながらばいばい。 智哉くん。 会いたいなあ。 ロケ来るといいなあ。 妄想は膨らむばかり。 「うふふっ」 駅のホームで1人でにやける女。 周りからの視線が痛い。 「お嬢さん、なにがそんなに楽しいのかな?」 「えっと…」 いきなり話しかけられて驚く。 と共に少しの恐怖があたしを襲った。 中原くんのことで、男の人が怖くなったのは間違えではない。