「いつまでもそんなこと言ってないで そろそろ現実見て。 あたしたち、もうハタチだよ?」 桃が本気モードで語りだす。 そんなの分かってる。 いくら大好きでも、相手は 雲よりも宇宙よりも上の存在。 あたしみたいな凡人極めてる奴が 届く相手なんかじゃないことくらい。 「でも、本当に好きなんだもん…」