好きなんだね、この世界が。
智哉くんと付き合ってから、もっともっと智哉くんのこの仕事に対する思いが伝わったくる。
それは嬉しいことだけど
あたしは本当に付き合っててもいいのかな?って、そんな気持ちになることも少なくはない。
でも、会ったら智哉くんが本気で好きでいてくれていることが伝わるから、あたしも安心できるんだ。
なんだか最近、黒い影があたしの周りをうろついてる気がするんだ。
周りを見ても誰もないから気のせいなんだけど、嫌な予感がする。
帰る途中も感じる、今までになかった視線。
いや、違和感。
これはきっと、パパラッチ。
何か情報を得ているんだと思う。
あたしと、智哉くんの。
智哉くんのマンションは外から見えないようになっているし、バレる心配はないと思ってたけど、甘かったのだろうか。
そんなもやもやな気持ちのまま、家に帰る。

