「すみません、初対面の方に思いっきし泣いちゃって」 「いえ、大丈夫ですよ。僕がそう誘導したんですから。」 「ありがとうございます、おかげさまで少しスッキリしたような気がします。」 「お役に立てて光栄です。また、会えるといいですね。」 「はい。さようなら」 「また今度」 これ以上、踏み入っては行けないそんな気がした。 時計を見るともう7時半をまわっている。 「帰ろう。」 そうつぶやいた。